群馬県立前橋高等学校
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2019年3月の記事一覧
Oxbridge研修2019報告④
◆現地第4日目:3月16日(土)
<Berkshire College出発>
<ケンブリッジでの研修> ・・いたるところこのような街並みです。
<ケンブリッジでの研修 学生とのツアー>
<ケンブリッジ生とのセッション>
<ミーティングの様子>
以下、現地四日目の報告です。
朝7時30分、本日も指定時刻前に全員の点呼完了。週末であること(大学カフェの休日運営スケジュール)、そしてバス出発時刻の都合から、朝食にかけられる時間は“20分“という前日のアナウンスに、むしろ食べられなくなる・・という危機感からの素早い集合であった生徒も数名(笑)おったようです。理由はともあれ、元気に顔を見せてくれたことは、本当に何よりです。生徒たちの自己管理・体調管理には我々からも感謝をしつつ8時ちょうど、後半戦の舞台となる「Cambridge」へ向けて、バスは走りだしました。
出発前、お世話になったディレクターのAuriol(最後まで、誰もしっかり発音できませんでした・・)、アクティビティー担当でいつも付き添ってくれた(後半も帯同してくれます)Oliver、そして父親のようにいつも生徒たちの様子をあたたかく見守っていただき、毎晩エネルギッシュな英語レッスンを通して生徒への熱いメッセージとエールをなげかけてくれたChrisに対し、生徒を代表して2年生阿部くんより感謝の挨拶がありました。
2時間弱の移動ののち、バスはケンブリッジエリア(カレッジの多くが所在する中心部からは徒歩15分ほど)のKaetsu Educational & Cultural Centreに到着。出迎えていただいた我々のケアを担当いただくPeterさんよりWelcomeの挨拶と簡単な施設紹介をいただくと、早速にケンブリッジ中心部へと徒歩にて出発いたしました。
Kaetsu(嘉悦)教育文化センターは、教育プロジェクト、国際会議、コンサートや公演、展覧会など、多目的な利用と、日英の教育・文化交流の場を主目的(※当センターWEBページより引用)して、1994年ケンブリッジ大学群の一つであるマレイ・エドワーズ・カレッジ敷地内に建てられました。
ケンブリッジエリア中心部指定場所に到着すると、すでに5名の学生が我々を待っていてくれました。イタリアやフランス、ベルギーなど、出身国もさまざま、これまで出会った人たち同様に、彼らの素敵な笑顔とフレンドリーさは、生徒たちの緊張も和らげてくれたようでした。各グループ内にて相互に自己紹介を行うとすぐ、まさに映画の撮影セットにいるような街並みのなか、カレッジ見学へと出発いたしました。
2019年のTimes HigherEducation World University Rankingsでは第2位、言うまでもなくオックスフォードと双肩する英国が誇る世界トップレベルの大学です。オックスフォード同様にイギリス伝統のカレッジ制(31のカレッジで形成)を採用しており、各カレッジでは「スーパービジョン(Supervision)」と呼ばれる少人数制の授業が行われ、高い教育レベル・質を保っているとのことでした。ケンブリッジでもっとも美しいカレッジとしても有名な「クイーンズ・カレッジ(1448年にヘンリー6世の王妃が設立)」、敷地内にある幾何学的なデザインが美しい「数学橋」も観光名所です。1546年にヘンリー8世設立、アイザック・ニュートンが学び、そしてノーベル賞受賞者を最も多く輩出していることで有名な「トリニティ・カレッジ(残念ながら万有引力の法則を発見するヒントになったりんごの木の子孫は見られませんでした。)」など、学生の説明からうかがう歴史や背景だけでも圧倒されるに十分でしたが、美しく、カレッジごとに特徴的な建築様式、外観、その佇まい全体の荘厳さにまさに目を奪われながらの約1時間、大学生の説明にもしっかりと耳を傾け、時折質問もトライしながらのキャンパスツアーはあっという間に終了となりました。
手配された昼食(サンドイッチ等の軽食)をさらっと流し込むと、生徒たちの多く(やはり理系の生徒ですね)が楽しみにしている「Cambridge Science Festival」へ。今年は3月11日(月)~24日(日)の約2週間開催、ケンブリッジ市内いたるところに設置されたブースにて、参加型化学実験を楽しく体験させてくれるイベントです。ガイドさんからの諸注意とオススメブース情報を入手すると、経路を確認、研修前に調べた情報を加味しつつ、ケンブリッジの街に散っていきました。ケンブリッジ大学のカレッジや関連校で大学教授の講義を聴講したり、機械工学物を組立てたり、科学の実験を体験する事ができる(※内容によって事前予約要)このフェスティバルですが、ここ数年はブースの多くが大学キャンパス内から市街地域に移動され、それにともない、対象年齢が下がっているようです。より若い年齢、子供たちに科学の楽しさを!ということが一番の目的となっていると思いますが、戻ってきた生徒たちからも、「楽しかったけれど・・」というコメントも少なくなかったようでした。ともあれ、ケンブリッジでの贅沢な一日は素晴らしいお土産となったことでしょう。数時間歩き回ったはずですが、その足取りは軽快に、宿舎へと戻りました。
18時、夕食会場に入ると、“カレー”(・・なんと素敵な響きでしょうか)が準備されていました。当センターには、日本人の厨房スタッフ数名が働いていらっしゃり、生徒たちのためにと特別メニューをふるまっていただいたとのことでした。当然テンションの上がる生徒たち(そしてもちろん大人も)、Berkshireでのある意味“忍耐”生活との違いに、むしろ懐かしさすら感じながら、束の間懐かしい味に舌鼓を打ちました。
さて、食事を楽しんだのち、すぐに夜のセッションが始まりました。来てくれたのは、Danielくんと、Maggieさん、もう1名参加予定の学生が研究の都合にて急遽来られなくなったのは残念でしたが、明日から二日間実施する後半のハイライトプログラム「Empowerment」への準備として、Q&Aでの相互理解(アイスブレイク)、Empowermentプログラムの目的や大まかな進行について、およそ1時間のセッションを行いました。夕食も共にとってくれた彼ら二人は、明日からのメインセッションにも参加してくれます。
さて、本日のプログラム終了後、ミーティングの時間を設けました。振返り、明日以降への準備、あるいは皆での討議など、解散前のおよそ1時間は、生徒たち自身で使うことができる(研修として皆が意義あるものにすること共有認識)こと、昨日になげかけておりました。議題は、夕食後のセッションの最後に議論が生じた「前高生によるプレゼン」についてです。本プレゼンを実施する理由、目的(UCLでのセッションにお越しいただいた岡本氏の言葉をお借りすれば『本質』は・・)について、生き様研修としての本研修の意義含めて深く考えてもらうために、なげかけさせていただきました。小林(ゆ)くんの意見(→日本で準備したプレゼンは、今回実施せず、むしろケンブリッジ生徒のセッションの時間にあて、より充実させたい)を皮切りに、多くの意見(同意、反対)が繰り返し交わされ、到底時間が足りなくなるであろうことは想定通り、決定は明日となりましたが、彼らそれぞれのことばに“思い”であるとか、“熱意”、が感じられたことが、ひいては本研修への意識を更に高める意味で、この時間の一番の意義であった、と感じました。しかし、苦言を呈してしまうようですが、この時間を何に使いたいか、使うべきか、事前の相談や生徒同士の話もなかったことは残念ではありました。とはいえ、何かが進む機会になったこと期待します。
・奨学金のページを更新しました。(11/15)
・荒天等時の基本的な対応について掲載しました。(8/29)
現在、緊急連絡はありません。
※夏期補習Ⅱ期の日程に誤りがありました。正しくは7/28(日)~8/1(木)の連続5日間です。また、高校入試に伴う家庭学習の日程を追記しました。
今月の前高
第78回定期戦
9月20日(金)に高崎高校との定期戦が行われました。
結果は、99 対 72(一般57対30、部42対42) で9大会ぶりに勝利しました。
実行委員を中心に、3年生は定期戦の勝利へ向けて、1,2年生を鼓舞し、導きながら準備を進めてくれました。定期戦に対する熱意と伝統をつなぎ、来年も勝利できるよう努力を続けていきます。
凱旋歌を全校生徒で歌っている様子を本校Instagramにアップしてありますので、ご覧ください。
第60回優曇華
7月20日(土)に、ベイシア文化ホールにおいて第60回優曇華が開催されました。
優曇華は吹奏楽部、音楽部、ギター・マンドリン部の音楽3部合同の演奏会で、大道芸部と演劇部、そして生徒会本部と学芸委員、応援団の協力により運営しています。約1,000名のお客さんに来場頂き、盛大に開催することができました。ありがとうございました。
↑大道芸部
↑ギター・マンドリン部
↑音楽部
↑吹奏楽部
サイエンスダイアログ
7/18(木)に東京大学大学院薬学系研究科のDr.YiYang様を講師としてお迎えして、サイエンスダイアログを実施しました。
講義は自然界に存在する天然物と医薬品に関することで、全て英語で行われました。参加した生徒からは「初めての英語による講演だったが、とても面白かった。」や「自分の力不足で聞き取れない部分があったが、Scienceの魅力を教えて頂き、未来への視野を広げることができた。」などの感想が寄せられました。
サイエンスダイアログは日本学術振興会が実施している事業の一つで、世界各国より日本の大学・研究機関等へ研究のために滞在している優秀な若手外国人研究者を、講師として高等学校等に派遣し、自身の研究や出身国に関する講義を英語で行うプログラムです。
SSH講演会
7月11日(木)の放課後に1・2年生を対象とした第1回SSH講演会が行われました。生徒は7つの講演と1つの講座(医療問題勉強会)の中から1つを選択し、受講をしました。
SSH講演会は昨年度まで実施していた土曜ALに代わって、大学、研究施設、及び地域貢献に向けた研究や活動を行っている地方公共団体や民間企業の方から講義を受けることで、生徒の探究的な学びや進路選択の一助とし、各自の課題研究において、より明確な目的意識の向上を図ることを目的に今年度より実施することになりました。
多方面で活躍する講師の先生方からの話に多くの生徒が聞き入っていました。第2回は9月25日に実施予定です。
校内競技大会
7月3日(水)夏季校内競技大会の本戦が行われました。
綱引き、玉入れ、ソフトボール、バスケットボールなど8種目(1年のみバレーボールを実施し9種目)の競技をクラス対抗戦で実施し大いに盛り上がりました。各学年の上位3クラスは下記の通りとなりました。
1位 3年7組, 2年1組, 1年7組
2位 3年6組, 2年3組, 1年1組
3位 3年1組, 2年2組と2年6組, 1年5組
動画を本校Instagramにアップしてありますので、ご覧ください。
なお、1,2年生は3月に行われる春季校内競技大会の結果と総合して最終的な順位を決定します。