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2019年3月の記事一覧

Oxbridge研修2019報告①

◆現地第1日目:313日(水)

※時間表記はすべて現地時間

06:00    学校出発

12:35   成田空港出発

✈ ✈ ✈

15:55   ロンドン(ヒースロー空港)着
17:50   研修施設(Berkshire College)到着

18:30   夕食

20:00   アクティビティ
22:00   翌日の確認ののち、解散

ー(スペインからの生徒との合同)

<学校にて・・出発式>


<成田空港にて>



<現地空港到着>


<プログラム担当者「Chris先生」の出迎え>



<スペイン生徒たちとの交流>


以下、現地から1日目の報告です。

 夜もあけやらぬ早朝よりお越しいただいた保護者様にお見送りいただき、そして校長先生はじめ、諸先生方の大きな期待のなか、今年度のOxbridge研修参加者27名を乗せたバスは、一路成田空港へと出発いたしました。

5回を迎える本研修の変わらぬテーマとなっている“生き様研修”、具体的には「自分自身を深く見つめ」、「リーダーとしての自覚と成長(各個人の)」、「同時にチームとしての成長」を、事前の説明会でも大きな期待としていただきました。そしてこれらを達成するために、校長先生からなげかけられた「貪欲さ」と「個々のテーマ設定とアクション」、代表生徒挨拶にその場で名乗りを上げてくれた星野君のことばからはそれらを高いレベルで達成する気概が感じられました。

 

成田まではのんびりと・・と思うのも束の間、中村先生からは早速に負荷がかけられ、英語による生徒同士のセッション(自己紹介にはじまり、学校や地域アピール)、個々の目標発表等、空港までのおよそ3時間は機運を高めるに十分、いや十二分、まさにあっという間の到着となりました。

成田空港到着後、順調に手続きを終えた生徒たちを乗せたブリティッシュ・エアウェイズ機は、大きな期待と決意、そして少しの不安もあるでしょう、27名のそれぞれの思いとともに、定刻の1235分いざイギリスへと出発いたしました。

 

さて、およそ12時間の長いフライトののち、現地時間の1555分、無事にロンドン・ヒースロー空港に到着。成田出発時同様、幸運にもその後の諸手続きも順調に進み、およそ1時間20分後にはバスに乗り込み、いざ研修地(Berkshire College)へと出発いたしました。イギリスでは珍しいと言えるくらいの青空の出迎えと穏やかな気温に、まさに意気揚々と言った様子で乗り込んだ生徒たち、阿部くんからの英語でのスピーチ(ガイドさんと、ドライバーさんへの挨拶)にはじまり、その後もガイドさんの話に皆熱心に聞き入り、美しくのどかな車窓の風景、時折見える遠くの古城にイギリスを感じつつ、それぞれに気持ちを高めていたようです。

 

18時前、空港から西部へおよそ40分程度、のどかなエリアに位置するBerkshire Collegeに無事到着。担当者の出迎えを受けると、早速に夕食(サンドイッチ)が準備されました。降機間際に食べた機内食が影響してか、男子校らしからぬ小食ぶりでしたが、日本とは異なる味わい(なかには?というものも・・)を楽しんでいたようです。

 

すでに週明けよりスペインからの生徒40名(1213歳程度)が滞在しており、夕食後は急遽彼らとの交流会をセッティング。星野君からの代表挨拶とそれにこたえてくれたスペイン生徒からのコメント(ともに英語)に始まり、1時間ほどでしたが、アクティブなゲーム等を通じての相互交流の機会に、そして時差による眠気を刺激し、むしろ長時間のフライトによる疲労を癒すにはちょうどいい運動にもなったようです。

 前橋高校生徒に比べれば当然見た目やふるまいは幼い彼らですが、全員が流暢な英語を話す彼らがいたるところで終始アクティビティーをリード。一見楽しんでいたようですが、終了後の前橋高生徒からのコメント(本日のフィードバック)では、彼らの英語力の高さはもちろん、それ以上に積極性(むしろ、“energeticがふさわしいです)への言及がありました。同時に聞き取れなかった、あるいは引っ張られている状況の自分(ほぼ前橋高生徒全員)の英語力不足認識も当然あったのでしょうし、しかしこの研修ではとにかく臆せず前に出ること、アクションをしなければ、、とのコメントが印象的でした。また、日本出発からこれまで、代表挨拶やコメントを求められる場面では、いつも同一生徒(星野君ですね)がいつしか当たり前に。皆がどう思っているのか本日は何も言わず見ておりましたが、「手を挙げられない自分(たち)、まかせてしまっている自分(たち)・・」、これについての言及があったことでは、スペイン生徒たちとの交流が「楽しい」だけでない意義があったものと、嬉しく感じました。

 

翌日の連絡事項を伝え、22時前に解散となったものの、ベッドが足りていない、トイレが流れない(複数回)、シャワーが途中で止まる、しまいにはシャワー利用可能時間を越えて注意を受ける(交渉して延ばしてもらいましたが)という早速の理不尽(ほぼ予想されていましたが)、イギリス初日の洗礼を受けつつ、本日のプログラムが終了となりました。これからの一週間、時に起こる理不尽に対して臨機応変な思考と対応が各人に求められ、ひいては多くのチャンスを作る(失う)のも自分であること、突きつけられていくことでしょう。我々は安全な環境提供(管理)と合わせて、彼らの行動をしっかり見守っていきたいと思います。